村はずれに一人で暮らしている老婆は、村人たちから魔女と呼ばれ、忌み嫌われていた。
ある日、村に住む少年ビラは、ふとしたことがきっかけでその老婆と親しくなる。ビラは彼女が魔女なんかではないと確信するのだが、幼馴染みの少女ノポコが病に倒れ、それが老婆のせいにされてしまう。
アフリカ大陸西部に位置する国ブルキナファソの映画。タイトルのヤーバとは、現地の言葉でお婆さんという意味。
物語の中心となる舞台は、車もなければ電気、ガス、水道もない、文明とは無縁の村。そこで生活する人々の暮らしぶりにも注目したいヒューマンドラマ。
小さな村ながらも、他人に対する偏見や迫害もあり、飲んだくれの夫に愛想をつかして浮気する女性もいたりで、その点が個人的には意外だったな。村全体が一つの大きな家族みたいな感じでみんな仲良く生活してるのかと思った。
切ないけど、ラストシーンはとても良い。