作品の舞台は明治末期の大阪。
江戸時代風の任侠と威勢の良さ、明治文明開化風といった感じの学ラン姿の東京の学生たち、そして洋風の建築など和洋折衷の文化も印象的。
とにかく出てくる登場人物たちがみんな気持ちの良い連中。
あのシーン、このシーンと良い場面、思わず笑ってしまう場面がいっぱいあった。
無茶苦茶な主人公だけど、ラスト、完全に不利な状況の主人公が「へへっ、てめえは馬鹿か。柔術ならてめえが勝つに決まってら」と言って自分のルールに持ち込んで勝負するシーンは、主人公の明るさと威勢の良さがとても爽快だった。