芸者として売られた女の半生を描く。
良かった。芸者さんの自伝の映画化。登場人物は不幸になることもあるけど、互いに善意で支え合っているのでジーンとした。人(特に女性)の独立した生き方を肯定していて、現代的な内容に感じる。
映像は自然を生かした場面やロケの場面は、神がかったような美しさで、情感があり、とても感動した。
高千穂ひづるがうぶな娘から酒に溺れる場面まで演じている。田村高廣が迎えに来る場面があって、テンション上がる。その後の展開も良い。伊藤雄之助が初登場シーンで、目がキラッと輝くので、いつもと別人みたい。
「脚本家・新藤兼人」