ぼびっと

王様と私のぼびっとのレビュー・感想・評価

王様と私(1956年製作の映画)
5.0
ユルブリンナーが大好きで、何度も観た映画です。

シャムの王様のもとに、子供の家庭教師として招かれた英国の教養と才気にあふれた主人公が、文化や価値観の違いに戸惑い、憤りながらも、お互いが次第に歩み寄っていく様が、素敵なミュージカルにあわせて描写されていて素晴らしいの一言。
王様は一見我が儘で独断専行にみえるのですが、国を憂いて焦っている様子があったり、子供っぽくはしゃぐ様子があったり、価値観も違えば自国の女性とは違う主人公に密かに惹かれていく様もあったりと、憎めなくて、だからこそラストがより胸に迫るなぁと思います。

終盤のお芝居と、有名な二人のダンスシーンは必見です!