デパルマ

王様と私のデパルマのレビュー・感想・評価

王様と私(1956年製作の映画)
2.5
19世紀のタイに教師としてやって来たら国王が英語をバリバリ話せるユル・ブリンナーだったので驚きと同時に安心感がある。英語教師じゃなくて西欧文化を教える先生なのは脚本上の都合だろうし、タイ人が英語ペラペラなのは元がアメリカ人向けのミュージカルだから仕方ないんだけど(東南アジアで唯一植民地支配を受けなかったはずのタイが)何とも植民地っぽい感じがするし映画にするなら英語話せる理由くらいは説明すべき。それにしてもユル・ブリンナーはめちゃくちゃ格好良いし教科書のように正確な演技するんだけど、エジプト人になったりタイの王様になったり志村喬になったりしたおかげでここまでのスターになれた、時代を感じさせる白人の俳優だね。お話がご都合主義だしメリハリないし美術もしょぼいし面白くはなかった。
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