前作より面白さupした二作目の本作は相変わらず酒井和歌子が強烈に可愛すぎて目を奪われるが、悲しいことに本作をもって東宝サラリーマン喜劇は終焉を迎えることになる。働き方改革という名前ばかりのくそ現代において月月火水木金金で働かせられるのはまっぴらゴメンだが、当時の若手社員の覇気は今のイエスマンと化した若者にこそ観てほしい意欲作。「戦争中に第一線で体を張って戦ったのはあなたたちでしょう。敗戦日本をここまで建て直したのもあなたたちでしょう。それを何です。陰で操る明治生まれの高松会長なんかにコロコロ利用されちゃって。だから昭和ひとけたは信用できないんだよ。権力とか体制とかに全然弱いんだから」ほんとその通りで年功序列の現代をぶっ壊さないと格差社会もなおらんし、景気の良さも下の世代に伝わらない。高度経済成長期のあつさはどこにいったんだか、、、
