よっさん

悲しみは空の彼方にのよっさんのレビュー・感想・評価

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)
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映画を観てから、フィルマークス上のDVDジャケットを見たとき、内容を物語ってなくねえ?アニーは?スージーは?サラジェーンは?と私は思ってしまった。
サラジェーンがずっと苦しいままで泣いた。サラジェーンはあれだけ近しい人から愛情を持って接されていても黒人であることに相当コンプレックスを抱いているところから、もし黒人でなくても、たとえ白人に生まれていても、何かしらの理由で自分を肯定できず苦しんだのではないか?とも思った。「思い出のマーニー」でいう杏奈みたいな、卑屈で生き辛いメンタリティを元々持ってるんじゃないか?と思う。かといって、そういう性質を持った人たちが皆マーニー的存在に出会って自分を受け入れられるようになるわけではない。そこがまた辛い。
(まあ杏奈とサラジェーンを重ねるのは結構乱暴だとは思っています)
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