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無法の王者ジェシイ・ジェイムスのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

3.3
アメリカの西部開拓時代の伝説的アウトロー、ジェシイ・ジェームズの短い生涯を、ニコラス・レイ監督が描いた西部劇。
当初レイは主役にエルヴィス・プレスリーを望んだようだが、プレスリーの都合がつかず、ジェシイを演じたのはロバート・ワグナー。
原題:The True Story of Jesse James
(1957)

南北戦争の起った1861年、ミズリー州サミュエル農場の医師を父に持つ18歳のフランク・ジェイムス(ジェフリー・ハンター)は南軍のゲリラ部隊に参加。
弟のジェシイ(ロバート・ワグナー)も64年、北軍ゲリラ隊の襲撃で一家が追放されると同じく南郡のゲリラ部隊に入った。
翌年ジェイムス一家はコッブ家に避難し、やがて南北戦争も終わる。
ジェシイはコッブ家の娘ズィー(ホープ・ラング)と恋仲になるが、南北の争いは続き、ジェシイの農場は焼打ちされてしまい、数ヵ月後、ジェシイは従兄弟のヤンガー兄弟とともに無法者となる。
やがて彼はズィーを連れセント・ジョセフに行き、変名で生活を始めた。
16年の歳月が流れ82年、ミネソタ州ノースフィールドで、ヤンガー兄弟と組んで銀行を襲撃、失敗して探偵レミントン(アラン・バクスター)に追われる。
一度は自首を考えたが、レミントンと州知事が彼の家を爆破、母親(アグネス・ムーアヘッド)と弟を殺されてから、すっかりヤケになる。
フランクはジェシイに愛想をつかして独り、妻アンとズィーが暮すセント・ジョウに帰る。
ある日、ジェシイが死んだ記が新聞に載るが、死んだと見せかけるための策略で、ジェシイはズィーの家に現れる。
悪の道から足をあらいネブラスカで農場経営に踏み出そうと考え引っ越しの用意をしていたが、そこへ、2万5千ドルの懸賞金に目がくらんだ従兄弟のボブ・フォードが訪ねて来て、隙を見てジェシイを撃ち殺す。

ジェシイをタイロン・パワー、兄フランクをヘンリー・フォンダが演じた、ヘンリー・キング監督による1939年の映画「地獄への道」などと比べて見るの面白いかも。
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