まめだいふく

地上最大の脱出作戦のまめだいふくのレビュー・感想・評価

地上最大の脱出作戦(1966年製作の映画)
3.0
 「オマ オマ オマツリ?」

 第二次世界大戦時のイタリアはパレルモを舞台にした戦争コメディ。

 邦題は明らかに『史上最大の作戦』にひっかけている。
 が、これがそぐわない。そもそも脱出の話じゃない。
 原題は『お父ちゃんは戦争中、何してたの?』みたいな意味。……まあ、そのまま邦題にはしづらいかもしれないけれど、それでもこのセンスの無さはいかがなものか。

 内容はとにかくくだらない。オープニングの戦闘シーンはなかなか迫力があり、何も知らずに鑑賞し始めたら真面目な戦争映画だと思ってしまうだろうが、すぐに化けの皮が剥がれる。

 敵味方問わずのドンチャン騒ぎ。これは見方を変えれば反戦映画とも取れるかもしれない。

 独軍が登場してからの後半はちょっと失速してしまったが、まあ面白かった。
 しかし、大佐の気が狂ってしまったのは、あの地下墓地の呪いか何かか? そこがはっきりしなかったな。

 因みに一人だけ死にます。
 
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