ししまる

クジラの島の少女のししまるのレビュー・感想・評価

クジラの島の少女(2002年製作の映画)
3.8
◼️概要
2002年ニュージーランドのドラマ。ニュージーランドにあるマオリ族の村ファンガラはマオリ族が代々、男を族長として守り続けてきた。ある時、族長の長男ポロランギは出産時の事故から妻と後継ぎになるはずの男児を失い、一人娘パイケアだけが残される。
◼️キャスト
ポロランギ:クリフ・カーティス、パイケア:ケイシャ・キャッスル=ヒューズ
◼️メモ
原題は「Whale Rider」。ウィティ・イヒマエラの同名小説が原作。ケイシャ・キャッスル=ヒューズは第76回アカデミー賞主演女優賞ノミネート。
マオリはイギリス人がニュージーランドに入植する前から先住していたポリネシア人。クリフ・カーティスはマオリ出身。
ファンガラはニュージーランド北島の北東イーストランドにあり、ロケも当地で行われた。
◼️感想
今風に言えばジェンダーを巡る話と言えなくもないが、そうではなく、伝統と変革の話。民族宗教的な展開で下手すると退屈になってしまいそうなところ、ナウシカみたいな不思議な力を持つパイケアや周囲のキャラの魅力、ロケ地の美しさから見入ってしまう。パイケアの叔父さんが見た目に反して超いい人。
クジラに何でフジツボがついてるのかなと思ったら、遊泳スピードがゆったりしているため付着しやすいのだそう。
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