アクションよりもシリアスなドラマ性が際立つ予想外の良作。
師匠を殺されて仇討ちに向かうも、敵は後悔して改心していた。ちょっと変わった設定ですが、その敵役が改心したきっかけが妻の自殺だったという重いエピソードがずしんときます。
映画は、その後第三の勢力が登場してストーリーは混沌(内通する裏切り者も出てきたりと、プロットの工夫も見られます)。仇討ちすべきか悩むジャッキーの行動は迷走するわけですが、最後には彼の怒りはしっかりと焦点が定まり、カタルシスに満ちたクライマックスを向かって行きます。なかなかの見応えです。
BS松竹東急「よる8銀座シネマ」日テレ。