ききけ

キングダム・オブ・ヘブンのききけのネタバレレビュー・内容・結末

キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

主人公補正で主人公が不自然な程に生き延びたり、蛇足が長すぎる点とかを加味しても尚素晴らしいと思わされるシーンがある。このワンシーンに宗教戦争ってものの真意が隠れているようにも思われる。何万もの兵がエルサレムを求め互いに殺しあった後、バリアンがエルサレムの価値をサラディンに問うシーンがある。サラディンは驚くほど自然に、"Nothing...Everything."と、つまり価値なんてものは無いのだがそれが彼等には全てなんだと。

西洋の大戦がどんなものかは知らなかったが、12世紀の戦争がどんなものか、その再現性と迫力には驚かされた。
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