円柱野郎

キングダム・オブ・ヘブンの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地であり、現在でも争いの絶えないエルサレム。この映画で描かれる時代は十字軍が聖地を奪還し、イスラム教徒と休戦協定を結んでいた時代を描いている。エルサレム王ボードワン4世とイスラムの指導者サラディンとの理性有る和平は、“異教徒とも分かり合える”という現代世界に対するメッセージか。
個人的にはこのボードワン4世の話までが面白かった。色々考えさせてくれたからね。しかし主人公がストーリーの中心となる中盤以降、あまり話に入りこめなかった。
騎士道を貫くのは分かるけれども、行動理念に対する説得力があまり感じられない。同監督作の「グラディエーター」にはあんなに感じたのに…。ボードワン4世という人物の方が、よっぽど苦悩していて共感出来たねえ。
円柱野郎

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