みほ

哀愁の花びらのみほのレビュー・感想・評価

哀愁の花びら(1967年製作の映画)
3.5
『Valley of the Dolls』というベストセラー小説を元に映画化した作品が2つあって、本作『哀愁の花びら』とラス・メイヤー監督の『ワイルド・パーティー』(1970)
本作の続編映画を撮りたかったラス・メイヤー監督は、原作者に断られて独自路線の『Valley of the Dolls』を撮ることになったが、撮影開始直後『哀愁の花びら』に出演していたシャロン・テート殺害事件が起きた。
これを受けて脚本が書き換えられたのか?『ワイルド・パーティー』は大変とち狂った物語になり、その結果傑作と言われ、原作に忠実に作られた本作は駄作と言われている。
でも、駄作って程では無かったな。笑

『ワイルド・パーティー』とはまた違う良さがあったよ。

夢を抱いた3人の女性が芸能界で成功するも薬物中毒になったり、ポルノ落ちしたり、男に裏切られたりで夢が打ち砕かれる話だったけど、その悲哀がしっかり描かれていたし、女優さん達も美しいので集中して観てた。
芸能界で搾取される状況もルックも『ラストナイトインソーホー』のアニャ・テイラー・ジョイみたい。

ただ、シャロン・テートの役柄と事件とダブる部分がおおいので、ショックだったな…
みほ

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