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クリムゾン・タイドのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)
3.5
ドン・シンプソンとジェリー・ブラックハイマー製作、トニー・スコット監督によるサスペンス・ドラマ。
撮影はダリウス・ウォルスキー。
音楽はハンス・ジマー。
原題:Crimson Tide (1995、1時間56分)

ロシアの国粋主義者がウラジオストクにある核ミサイル基地を占拠し、日米を核攻撃すると脅迫する。
緊急出動したアメリカの原子力潜水艦アラバマに本国から、"反乱軍が核ミサイルに燃料注入を始めており、ミサイル発射を阻止すべく先制攻撃を加えよ"との指令が入る。
発射準備に忙殺される中、敵潜水艦の魚雷攻撃を受け無線が損傷、新たに受信した指令が中断する。
途中まで印刷された指令文の解釈をめぐり、敵より先に核ミサイル攻撃をしようとする艦長と、指令の再確認を優先すべきだとする副長の対立が頂点に達する…。

~登場人物~
・(艦長)ラムジー大佐(ジーン・ハックマン):実戦経験豊富な叩き上げ。白人。犬好き。
・(副長)ハンター少佐(デンゼル・ワシントン):ハーバード出のエリート。黒人。馬好き。
・(先任伍長)ウォルターズ(ジョージ・ズンザ)
・(兵器システム将校)インス大尉(ヴィゴ・モーテンセン)
・(補給担当将校)ドガーティ大尉(ジェームズ・ガンドルフィーニ)
・(通信将校)ジマー大尉 (マット・クレイヴン)
・(査問委員会判事)アンダーソン少将(ジェイソン・ロバーズ):ラムジー大佐と同期

・ハーバード大出のエリート副長と叩き上げの艦長の対立(「ケイン号の叛乱」+黒人と白人の確執)、
・「見えない敵」との頭脳戦(「眼下の敵」)、
・潜水艦という密室での恐怖(「Uボート」)に、
キューバ危機(核戦争の危機)を連想されるプロットを加え、一触即発の緊迫したドラマが展開する。
見どころは緊迫したサスペンス。
そして何より、デンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンの対立する演技。
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