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皆殺し無頼のodyssのレビュー・感想・評価

皆殺し無頼(1966年製作の映画)
3.0
【悪役美女が妖艶】

BS録画にて。
1966年のマカロニ・ウエスタン。
原題は"Johnny Yuma"で主人公の名ですが(姓のほうはあだ名)、これでは味気ないので邦題を付けるのはいいんだけど、どうにも芸がない。

主役は3人。タイトルロールの青年がマーク・デイモン、中年のガンマンであるキャラダインがローレンス・ドブキン、そして悪役美女サマンタがロザルバ・ネリ。

年長の夫を殺して資産と家業を実兄とともにわがものにしようとする悪女がサマンタ。
夫が家業を継がせようと思っているのが甥のジョニー・ユマ。
そしてかつてサマンタと愛情関係にあった中年のガンマンがキャラダイン。

サマンタはユマとキャラダインを相互にけしかけて二人とも亡き者にしようと・・・

サマンタを演じるロザルバ・ネリはイタリアの女優で、この映画撮影時には27歳。今の感覚で見ると30代前半くらいに見えますが、妖艶な美しさで観客を魅了します。入浴シーンもあるんだけど肩しか見せていないのが残念(笑)。

早撃ちシーンあり、ケンカ・シーンありなど、一通りウエスタンに必要な見せ場は揃っています。ラストも気が利いている。

特にすごい映画というわけではないけれど、普通に楽しめるのでこの点数。
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