眠狂四郎 多情剣のtychのレビュー・感想・評価

1966年 井上昭監督作品 85分。将軍の娘 で悪女 菊姫は、眠狂四郎(市川雷蔵)を慕うばかりに憎さ百倍、狂四郎に向け刺客を放つ。全編 狂四郎は狙われ続ける。初端の茶屋の罠から、刺客、仕掛けの連続である。善人に見えた典馬(中谷一郎)も出世と引き換えに刺客となるなど、近づいてくる輩は敵ばかりだ。数多くの殺陣を凝ったアングルや仕込み小道具等も使って盛り上げて見せる。