さりさり

東京夜曲のさりさりのレビュー・感想・評価

東京夜曲(1997年製作の映画)
4.3
言葉では上手く表せない感情が溢れて、泣いてしまった。

どんな人にも過去の物語があって、今に繋がっている。

結ばれたはずの糸が、ほんのわずかな隙にほどけてしまうこともある。
それを「隙」というのか「運命」というべきなのか、私たちにはわからない。

明確な答えが出ないこともある。
そもそも恋愛に「答え」なんてないと思う。

話さずとも伝わる想いはある。
ただそこにいるだけで、わかり合える想いがある。

東京の片隅の商店街の人々。
哀愁漂う群像劇に心から痺れた。
役者の表情や台詞に「酔う」っていうのは、こういうことなのかなって思った。
さりさり

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