Kapporiya49

007/ムーンレイカーのKapporiya49のレビュー・感想・評価

007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)
1.8
2回目の『ブラック・ウィドウ』を観る前に。
確かに冒頭の飛行機脱出アクションは『ブラック・ウィドウ』で参照されてるのはよくわかる。このシーンを確認できてよかった。

また、昨今は火星ステーションに作って人類が移住する日も近いなど、テーマ的には2021年にニュースになっている話題も重なってくるので、今のテクノロジーで描いたら面白いだろうなという感じはした。

とはいえ、映画全体としてはスピード感があって飽きはしないものの、会った初日の女をすぐ抱けるというお約束な展開からはじまり、都合よすぎる展開やらアクションやらで全体的には終始なんだこりゃと思いながら鑑賞。
特にある研究室に入るためのセキュリティのテンキーボタンを一音ずつ押すと『未知との遭遇』のあのメロディになるのはオッと思ったけど、このシステムがまったくセキュリティになってないのは笑ってしまった。

アマゾンで追っかけっこしようが宇宙ステーションに行こうが、常になんだかおっとりしてるというか呑気というか、役者の演技に緊張感がなく、1ミリもワクワクできず。

『ブラック・ウィドウ』タイミングで観てなけりゃただの時間の無駄と思ったかもしれない。
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