このレビューはネタバレを含みます
ヤコブら5人の少年が飛行船を盗んで冒険して帰るファンタジーコメディ。19世紀末かと思われる時代設定と雰囲気がとても合っていました。
映像的なアイデアに溢れていて楽しかったです。「戦闘機」が印象的で楽しい造詣でした。気球そのものより不燃ガスの方が発明らしい。
お伽話的な空気感満載でしたが、お話の方もお伽話。大きな捻りなく海を越えネモ船長に出会い海賊とやり合い富豪の宝を拾い出す。サメだけが可哀想。
コメディの笑いどころが沢山入ってくるのですが、悉くつまらないのが辛かったです。婆さんが銃ぶっ放したりいきなり手にナイフ突き刺したりも、シュールだけどさほどインパクトがない…。
印象に残るカットも少なく、少年たちの冒険譚として子ども向けのお話であるならば見応えがあるのかなあと感じた作品でした。