カタパルトスープレックス

アウトローのカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

アウトロー(1976年製作の映画)
2.4
クリント・イーストウッド監督・主演の南北戦争を舞台とした西部劇です。

荒野のストレンジャー(1972年)では師匠であるセルジオ・レオーネ監督を少し意識したのかファンタジー要素がある西部劇でした。しかし、ファンタジーに振れ過ぎてしまい、個人的にはイマイチでした。今回はセルジオ・レオーネ監督も舞台として選んだ南北戦争期の西部劇。

「理不尽な暴力に振り回される不条理」に直面するし、自分なりに落とし前をつけるがクリント・イーストウッド作品でよくあるテーマ設定です。今回もいきなり北軍の野盗に妻と子供を殺されてしまう所からスタート。入りがはやい。

勝てば官軍でクリント・イーストウッド演じる主人公のジョージー・ウェールズは追われる身に。その道中でどんどん仲間が増えていく少年ジャンプ的な展開。

とてもストレートな展開ではあるのですが、その分、深みが足りない。この頃ってクリエーターとしてはスランプだったんじゃない?