JB

ロード・トゥ・パーディションのJBのレビュー・感想・評価

4.2
仕事上のトラブルから妻と下の息子を殺されたマフィアの幹部が、自らが身をおいていた組織に復讐を挑むクライム・ドラマ。

淡々と描かれているんだけど、それがまた渋くてかっこいい。画も綺麗で、じわじわと面白くなっていく感じがとてもよかった。

復讐劇は、ジュード・ロウ演じる印象的な殺し屋が登場したりして見応えあるんだけど、それよりも親子のドラマに感動した。愛されたい息子と、子を愛しているがそれをうまく表現できない父親。いざこざの発端であるガキンチョの息子を、その父であるマフィアのボスが殺すことはできないと決意の目で訴えるシーンにそれがよく現れていると思う。ボスはポール・ニューマンが演じているけど、やっぱめちゃくちゃカッコいい。

サム・メンデス、好き嫌いの分かれる監督だとは思うけど、個人的にはマジで天才だと思う。
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