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最後の恋のはじめ方のkuuのレビュー・感想・評価

最後の恋のはじめ方(2005年製作の映画)
3.7
『最後の恋のはじめ方』
原題 Hitch
製作年 2005年。上映時間 118分。

ビンタを指南じゃない、恋愛指南を仕事にする男が、自分の恋愛に体当たりするまでを描いたラヴ・コメディ。

監督はアンディ・テナント。
製作・主演はウィル・スミス。
脚本はこれがデビューとなるケヴィン・ビッシュ。
撮影はアンドリュー・ダン。
音楽はジョージ・フェントン。
共演はエヴァ・メンデス、これが映画デビューとなる人気コメディアンのケヴィン・ジェームズ、アンバー・ヴァレッタほか。

男性にデート成功法を指南する恋愛コンサルタントの男。
彼は裕福で地位のある女性に恋する冴えない会計士の依頼に応え、サポートしていた。
そんな中、彼は記者の女性と出会い、それまで知らなかった感情を覚える。

余談からはじめます。
オープニングクレジットで表示された消防署は見たことあるなぁと思って調べたら、ゴーストバスターズ(1984)の作中の消防署と同じでした。
なんか嬉しかったっす。
扨、個人的にですが、今作品は意外に気楽に見れるラブコメでしたので面白かったです。
また、新たなロマンチックコメディを楽しんだんやなぁ僕はって感じです。
野郎のご多分に漏れず、セクシーな女子と、笑いが大好きなんだとつくづく思いました。
この強力な組み合わせが、映画の欠点を見逃してくれるんですが、今作品にはそれがいくつかあります。
また、今作品には、いくつかの欠点が見えたかな。
ありえないカップルが出会う。
ありえないカップルが出会い、その関係で踊る。
付き合いそうもないカップルがついに結ばれる。
大きな誤解が生じ、別れる。
誤解に気づき、和解する。
一度も、悲惨な結末を恐れて絶望に手を震わせるようなことはなかった。
でも、そんなことはどうでもエエんかな今作品においては。
ヒッチ役のウィル・スミスは個人的にはバッチリ、ハマってたし、ここでの彼の演技は、より成熟した、おそらく成長した『ベルエアのフレッシュ・プリンス(Fresh Prince Of Bel Air.1990)』を思い起こさせた。
彼は口が達者で、自分や顧客のどんな状況でも読み取り、印象に残るような印象を与え、顧客が好意を寄せる女性たちと記憶に残るようなデートをすることができる。少しいかがわしく聞こえるけど、ヒッチには自分のルールがある。彼は、いわば、当たって砕けろのような野郎たちを助けない。
今作品では、ヒッチがこのような仕事で何を稼いでいるのか、そのようなものが金銭的価値でどれほどのものになるのか、と云うことには全く触れられていない。
エヴァ・メンデスは、ヒッチの恋敵であるサラを演じてて、彼女はこの役でエエ仕事をしていました。
サラは、男性からアプローチされるといつも身構えてしまうタイプで、それ故に、どんな誘いにも警戒心を抱いてしまう。
ヒッチは彼女をよく読んでいて、彼が実際にしていることが何であるかを知るまでは、自分の道を切り開く。
なぜか女性は彼の "仕事 "に腹を立てる傾向がある。
アレグラ・コールという金持ちの女性に恋しているが、彼女は彼の存在を知らないというアルバートを演じるケビン・ジェームズも完璧。
彼の緊張と怯えの表情は滑稽。 今作品は、あまり攻撃的なものはなく、あちこちに悪口はあるが、大したことはない個人的に善き映画でした。
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