みき

譜めくりの女のみきのレビュー・感想・評価

譜めくりの女(2006年製作の映画)
3.3
とても静かな復讐劇。
大きな盛り上がりはないけれど、それがいいのかもしれない。あっさりとしているけど、しっかり後味のある作品。

きっと主人公にとってピアノは、全ての情熱を注いでいたものであって、それを断念する理由となった出来事は10年経っても忘れることができないものだったんだろうなぁ。
女性の執念とその怖さが静かな映像からヒシヒシと伝わってきた。デボラ・フランソワの表情で恐怖心を仰ぐような演技がすごかった。

ただ「ザ・復讐劇!!」を期待していたため、少し物足りなく感じてしまった…。
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