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秋のソナタのーのレビュー・感想・評価

秋のソナタ(1978年製作の映画)
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母であること子であること両方の呪縛
愛憎入り混じるってよく言うけど愛と憎の2つなんかにまとめられるわけなくて、到底ほどけないくらいぐちゃぐちゃで、母も子も一生それにがんじがらめにされて生きていくんだから、地獄だね。夜の2人の会話劇も地獄でしかない。
私は私の母親の娘にしかなれなくて、同時にそれにだけはなれない。自分の感じたこと相手が感じていたこと、昔感じていたこと今感じること、何が本当?本当はないの?全部、自分のせいなのか?そういうものをほどくことって無理なんじゃないかと思わされる。無理って言って見ないふりをしたほうが楽だからそう思うのか


母と娘、恐ろしい関係
不穏すぎるショパン前奏曲2番
私の何を知ってるの?不安だったから、助けてほしかった
すべてのことが愛を理由になされる
母の失敗を償うのは娘
母の不幸は娘の不幸になる
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