え?思ったより評価低っ!
2004年製作という韓国ホラー黎明期の作品なので、全然期待しないで観たら、結構丁寧な作りで感心。
閉鎖的な田舎の村の女子校に転校してきた美少女が、イジメに遭う。
出来心からコックリさん(この時の呪文が「テンジンさま、テンジンさま、おいでください」と日本語なのがミソ)を行い、いじめたクラスメートを呪うと、翌日にその人物が変死体で発見される・・。
呪われたクラスメートたちが次々と自殺する様が、なかなかの迫力。
ヒロインに取り憑く霊の正体も一癖も二癖もあり、かつてその村で起こった陰惨な事件が明らかになる過程、また、終盤にちょっとした捻りがあって、下手なJホラーなんかよりも余程怖く面白く感じた。
ヒロインの白い肌、大きな目、黒髪の長髪設定が、きちんと要所要所の恐怖演出で活かされてるのがいい。
同時期に製作された「友引忌」なんかよりは、余程出来はいいと思うけどなあ。
但し、「キャリー」ばりに、あそこまで盛り上げておいたラストが中途半端なのが勿体無い。