前年の「悲しき口笛」に続く美空ひばり主演の歌謡映画。
十八番の「悲しき口笛」は本作の中でも再度登場してます。
戦後間もない時代背景の中で、簡単に身近な人が死んでしまったり、生き別れの子を探す親、厄介な子供を子犬のように捨てようとしたりとギャグ仕立ての衣に包まれつつも内容的にはかなりシビアです。
それでも一人では生きていけない子供が大人を頼りと慕う健気さが泣かせどころです。
主題歌の「東京キッド」も今聞いてもなかなかの名曲です。
戦後の苦しい時代をこの歌が明るくしたのも納得です。
右のポッケにゃ夢がある 左のポッケにやチューインガム♬