LeMasT

ガス燈のLeMasTのレビュー・感想・評価

ガス燈(1944年製作の映画)
4.5
『カサブランカ』過ぎ『汚名』前の、一番良い頃のイングリッド・バーグマンが主演。その美貌とは裏腹にガッチガチのサイコスリラー映画です。"GASLIGHT"、ガス燈、、、原題そのままの邦題。おしゃれなタイトルしといて中身は想像と違いました。

足音のシーンとか結構怖い😱まあ物語の核心はそういうこっちゃないんですが...。

完成度はかなり高い。タイトルもなるほどなと...。オチに意外性はないけど、観てるうちに迷わすような演出や伏線もあり、、、これはこれで良くできてる作品でした。

思い込み、勘違いは怖いけど、それをエサに洗脳するのはもっと怖い。特に最後が怖い。

普段あまり見ない、大笑いするバーグマンの笑顔が魅力的✨だんだん追い詰められておかしくなっていく(壊れていく)バーグマンの演技も流石といったところ。最後の夫を追い詰める時の(いや、自分が追い詰められていたのか)表情はもちろん。アカデミー賞主演女優賞の受賞は必然的だったか。

間違いなく傑作です。
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