ふじこ

ホーンティングのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

ホーンティング(1999年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

これは明確につまらなかった。
よくある洋館と言うか、お城モノで、ホラー現象っぽいのがココに集められた理由である”睡眠障害の研究”を名目としたその実”人間の恐怖”を研究するリーアム・ニーソン側が仕掛けたのか何なのか…って曖昧な境界を経て、このお城の主が営む会社の従業員の子供だかなんだかを監禁、恐らく虐待とかしていて、その子供達がタスケテーって主人公に訴えてくる。
…的な。なんかもう早くも記憶が薄れるレベルのアレだったんだけども。

まぁ、それはいい。不眠症の人を募集して内緒で恐怖体験をさせて、そっちの研究した~いみたいなのは。
でもこの映画の半分を担う、主人公が実はこのお城の主の孫で、祖母だかなんだかが乗り移ったりなんだりかんだりの下りが正直、いるか?それ って感じのどうでも良さを発揮している。
なんかやたらと怖がる間もなく わたしが子供たちを!助ける!みたいな謎決心が ずいぶん正義感がおありですなぁ…とか思ってたら実は…の間が長くって、その間主人公の奇行を観てなきゃいけない感じが。

その主人公ちょっとおかしくなっちゃった?って部分を他の人物がストレスで…っつってリーアム・ニーソンを責めたりするんだけど、そこも中途半端。温く責めて、温くいや私のせいじゃないんで…的な。
そんでそのままぬる~っと一人だけ死んだ。

開始時点で、11年も母親の介護をしたのに、何もせずに人生を謳歌して夫も子供もいる妹が住んでいるアパートまで持ってっちゃう…みたいな話が一番悲惨で一番良かった部分じゃないかなと思ったわ。
ちょっと途中で爪切ったりラーメン食べに行ったりして観る姿勢も温かったからアレなんだけども。

あ、あとお城はほんとに素敵。わたしも住みたい。
ふじこ

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