コブラ改めキットラトゥーラ

地獄のヒーローのコブラ改めキットラトゥーラのネタバレレビュー・内容・結末

地獄のヒーロー(1984年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます






「シン・ゴジラ」「君の名は。」「クリード」「インデペンデンスデイリサージェンス」「スーサイドスクワッド」そして早くも映画ファンの間で来年のオスカー最有力候補と噂されている「エンドオブキングダム」等、今年ロングランメガヒットを記録し連日劇場で長蛇の列を作った話題作ばっかりチョイスして映画館へ足を運んだ僕ですが、同じく超話題作の「X-MENアポカリプス」が同じようなタイミングで公開されてたにもかかわらず完璧に乗り遅れてしまった事に今、猛烈に後悔してます。



あぁ、やっちまった……、もう今年はX-MENに会えないのかな?…(涙)





なーんて泣いてたらナンと!来る12月21日に「X-MENアポカリプス」のBlu-ray&DVDが発売されるではないですか!!

やった、年内にX-MENに会える!神はまだオレを見捨ててはいなかった!\(≧U≦)/



だが、今度X-MENに立ちはだかる敵はこれまでの敵とはもう次元が違いすぎるミュータント、いや全知全能の神、アポカリプス(黙示録)!
高い知能を持ち伸縮自在の体にテレポートまで発動できる、もはやデタラメにアップグレードしたダルシムだ!

まだ本編を見てないのでなんとも言えないが予告編を見る限り「インデペンデンスデイリサージェンス」以上に都市がメチャメチャに崩壊し、マグニートーはあっさりアポカリプスの下部となって、ミスティークは首掴まれ、プロフェッサーXに至ってはとうとうリアップやスカルプDを使おうが何をやっても手遅れ感満載の黙示録なヘアデザインへと追い込まれてしまい、予告の時点で絶体絶命のX-MEN!Σ(´Д`;)

これはヘタしたら今作でX-MENシリーズはこれにて再びファイナルデジションして次回からアポカリプスを主人公にした新シリーズ「アポカリプス/イグニッション」みたいな、EXILEが日本語吹替&日本語テーマソング担当のオサレな新シリーズ…的なものが始まってしまう不穏な“黙示録”を毎日夢で見てしまい、不安と心配が精神を蝕んで200gも痩せてしまっていた俺!




が、待てよ?



敵が全知全能の神ならこっちは“最強無敵”の“神”で対抗すればいいんじゃないのか?
……そう思い付いた僕はアポカリプスの映画化阻止のため“あの男”にすべてを託す事に。


“あの男”とは……、かつてため息をついただけで十戒並みに海を真っ二つに割り、足踏みしただけであのムー大陸を海底に沈め、連続誘拐犯を連続で誘拐し、サッカーボール7個で神龍を呼び出し、これまで倒した敵の顔の皮膚だけを集めた“Facebook”という標本を持ち歩く森羅万象を司ってミュータントをも超越した“神”………、






そう、ご存知、“チャック・ノリス”!!





アポカリプスが誕生する更に遥か太古の昔から地球の平和を“地獄”から静かに見守っていた“地獄のヒーロー”ですよ。

X-MENは一体どうすればこの最強最悪の敵アポカリプスを倒せるのか?
そのヒントは我らチャック・ノリスのこれまでの活躍を濃縮還元して収めたノンフィクションドキュメンタリー映画「地獄のヒーロー」の中にあった!




打倒アポカリプス!チャック・ノリスから学ぶ、【地獄のヒーローアカデミア】!!





ヒント①
「チャックノリスは夢の中でも地獄のヒーロー」


X-MENメンバー達がアポカリプスとの決戦を前にピリピリムードになっている多分同じ頃、我らが地獄のヒーローチャックノリスはベトナムのジャングルを舞台にほぼ一人で激しい戦いを繰り広げていた。
戦闘中敵に追い詰められるが、両手に手榴弾を持ち自分ごと敵地に飛び込む後の世まで語り継がれ世界中を震え上がらせたあの戦慄の必殺技“ノリスの大爆葬”で四方八方の全てを消し去る地獄のヒーロー!

………と、思いきやベッドの上で目を覚ますノリス。
何と全部ノリスの夢だった!初っぱなから“夢オチ”をブっ込んできた地獄のヒーロー!こいつゎ1本取られたぜ!(笑)

さすがは地獄のヒーロー、たとえ夢の中でもヒーロー活動を行うこの姿勢…これはX-MENに限らずちょっと意見が合わなかっただけですぐにシビルウォーとか始めてしまう最近のアメコミヒーロー達全員その場に正座させて見せたい名シーンで、X-MENがアポカリプスに立ち向かうのに必要な“ノリス精神”なのではないだろうか。

アメコミヒーロー達の現状に前々から失望していたのか、つけっぱなしのテレビからスパイダーマンのアニメが流れると次の瞬間、いきなり蹴りを入れてテレビを破壊するノリス!

おいみんな、チャックノリスは怒ってらっしゃるぞ!たとえ夢の中でもヒーローのスタンスは崩すな!



ヒント②
「チャックノリスは現地で武器を調達する」


MIA(戦闘中行方不明者)を救出しに「街を見物して来る」と一言伝言を残しホテルの五階から飛び降りその足でタイまでやって来た地獄のヒーロー。

捕虜収容所があるデルタ地帯へ行きたいが川に阻まれているので急襲用ボートを手に入れようと現地の怪しい武器商人から防弾用の特殊素材で加工されM-60マシンガンを搭載し最高速度時速100キロまで出しおまけに低燃費のまさしくノリスに乗ってもらう為だけにこの世に生まれてきた超凶悪なノリス仕様の地獄の殺人バトルボート、名付けて“ノリスJr.”をプレゼンされ気に入ったノリスは殺気しかない目つきと銃をチラつかせるノリススタイルな値段交渉を行った結果、Amazonプライム会員価格で購入に成功!

神でも値段が気に入らない時は値切る!

日本ではスピッツの曲をバックに自分のスカーフを川へ流す“白線流し”という卒業の行事があるが、我らがチャック・ノリスは購入したばかりのノリスJr.に乗ってデルタ地帯付近の川へ試乗感覚でやって来ては10人以上の見張り兵を即座に“肉の塊”に変えていき、スピッツの代わりに悲鳴と断末魔をバックに肉の塊を川へ流す“肉片流し”を行っていた…。



つまりノリスがこの場面を通じてX-MENに言いたかったのは、もしアポカリプスと戦闘中に何らかの原因で特殊能力が突然使えなくなった場合、お前らどうすんだ?

そんな時こそM-60マシンガン!

備えあれば憂いなし。M-60もロクに装備せずアポカリプスに戦いを挑むとかどんな自殺行為なんだ?戦場をナメるな!……と、割りとマジなダメ出しをしてるわけなんですよね。(笑)




ヒント③
「“チャックノリス”という黙示録」


色々あってとうとう目的地の捕虜収容所に到着したノリス。
さぁ、ここからはいよいよ戦闘力を持て余した闘神ノリスによるアポカリプスも怖じけづく阿鼻叫喚の黙示録“ノリス・イン・ワンダーランド”の始まりだ!!

到着後すぐ容赦なく“ノリス爆撃”を決行!
「何者だ!?」と言う暇すら与えられないどころかノリスが来た事さえ知らずに爆殺されていく敵。
捕虜を救出し脱出ポイントまでノリスJr.を爆走させながらM-60を躊躇なく撃ちまくって殺戮を続ける地獄のヒーロー!

だが敵のロケット砲による集中連射により川へ投げ出されたノリス!
さすがの神も集中砲火には耐えられなかったか!?



ゲラゲラ笑いながら油断する敵兵たち!



すると急に世界がスローモーションとなり、水中からM-60を構えた臨戦態勢のノリスが現れ、水に浸かったのに全くジャムる気配のないM-60で撃つ、射つ、討つ!!!

こ…これが神の力なのか!?

「前前前世からお前たちはこうなると決まっていた」と言わんばかりに神の怒りに触れた悪人たちにフランシスフォードコッポラも発狂する本物の“地獄の黙示録”を目に焼きつけさせる神!



つまりこの場面を通じてノリスがX-MENに伝えたかった事は、…まぁ、結局あれですよ、

“やられたら、殺りかえせ!”って事ですよ、シンプルに(笑)



チャックノリスの「地獄のヒーロー」のおかげで確実にX-MENはパワーアップしたであろう。これでもうアポカリプスなんて怖くない!
今年の12月21日はウチの家でフォロワー限定自宅応援上映会を開くぞ!バージョンアップしたX-MENを応援したいフォロワーの方はどしどし応募してくれ。



そして最後にフォロワーの皆に聞きたい、いかがだったでしょうか?
この茶番(笑)