ハレ

サイダーハウス・ルールのハレのレビュー・感想・評価

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)
3.5
ラッセ・ハルストレムの作品は何本かみている。どの作品も主人公は重くてしんどい思いを抱えているのに、すぐそばにはいつも愛情深く、優しい人物がいて彼らの支えになってくれるから、作品を観終えた後はほっとしたり救われた気持ちになるのだ。ホーマー役のトビー・マグワイヤはあまり表情を動かさない演技だったが、それがかえって複雑な心境をうまく伝えていたように思う。後半、身につまされる台詞があった。「黙ってなりゆきを待つ内にどうにかなるかもしれない。…中略…そのうち何も決心せずに済む時が来るんだろ!?」恋人との別れを決断する場面。 心に残る作品。
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