dowaikiは家にいる

太白山脈のdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

太白山脈(1994年製作の映画)
3.0
〜日和見主義が許されない時代〜

『風の丘を越えて/西便制』のパンソリ熱唱オ・ジョンヘの顔面と歌唱、イム・グォンテク監督コラボのほとばしるエモーション!がまた見たくてゲオでDVD取り寄せ。
歴史ものだったとは…だってビジュアル…ヒューマンドラマかと思ってた…オ・ジョンヘもあんまり出てこないし…最後ちょっと唄ってたけどさ…きいてないよ…かなりの肩透かしダメージ…

1948年(麗水・順天事件)〜1950年(朝鮮戦争勃発)。激動の全羅南道。左翼、右翼、軍部、警察、北朝鮮、地主。翻弄される民衆。うーむ人命が軽い。
時系列でイベントが繰り返し説明される構成。資料的側面が強い。いちおうメインキャスト中心に話が回るものの史実がベースなだけに群像劇ぽくならざるをえず。ドラマティックな脚色もなく。淡々と消化。いまいちピンとこず。正直、面白くはなかった。

両陣営から日和見主義と罵られ殴られながらも出来事を冷静に俯瞰でみている教師キム・ボム。こういう立ち回りを狂言回しというのだろうか。わからない。けど言いたいのはそこじゃない。「若いアン・ソンギ超ハンサム」これが言いたい。