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横道世之介のサトシのレビュー・感想・評価

横道世之介(2013年製作の映画)
4.0
脚本、監督沖田修一、主演高良健吾のコメディ映画。

1987年、法政大学に入学の為に長崎県から上京してきた青年・横道世之介。お人好しの性格の為、同級生阿久津唯に言われるままにサークル見学、そして入学式の隣に座っていた倉持一平に誘われサンバサークルに入る。
一目惚れした年上の女性・千春に弟のふりをしてくれと頼まれたり、世間知らずの社長令嬢・祥子に振り回されたり、友人の倉持に金を貸したりと、様々な人々と出会いながら忙しい1年間を過ごす。
横道世之介に出会った人達は青春時代の大切な思い出となる。
16年後の2003年になり横道世之介の思い出を振り返る・・・。

【キャスト】
横道世之介:高良健吾
与謝野祥子:吉高由里子
倉持一平:池松壮亮
片瀬千春:伊藤歩
加藤雄介:綾野剛
阿久津唯:朝倉あき
柄本佑、佐津川愛美、ムロツヨシ、大水洋介(ラバーガール)、江口のりこ、井浦新、堀内敬子、國村隼、きたろう、余貴美子ほか。

昭和時代を再現している工夫も好きで、懐かしさを感じさせてくれます。東京の下宿先の安そうな部屋、サンバサークルの合宿は自身の学生時代を思い出しました。
高良健吾の雰囲気が凄く好きで、最後まで観ていられる映画です。同級生に横道世之介がいたら、楽しい大学生生活になったんでしょうね。原作の吉田 修一が法政大学出身でそのまま学名が登場するのもリアルで良かったです。
池松壮亮、綾野剛が同級生で出演している所も注目です。池松壮亮が演じる倉持はこんな学生いるよなと思わせてくれました。一緒にお風呂に入っているシーンは好きですね。
お嬢様役の吉高由里子がとにかく話し方、仕草が可愛いんです。あれだけ絡んでこられても横道世之介との付き合いが終わってしまい少し寂しく感じました。
ラバーガールの大水洋介を先輩にキャスティングするセンスが光っています。
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