ネブュラー

ヴァージン・スーサイズのネブュラーのレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
4.2
少女たちという絶対領域を、ソフィアコッポラが封印。ふーいん!瓶の中にきゅっ。
そんな軽いノリではない。ある種の虐待であり、翼の折れたエンジェルと形容しても良い、かわいい姉妹たちの残酷シスターフッド物語。
これがまた、少年視点で語れるという演出が、観客にも絶対領域の内に入れることを許さず、彼らと同様想像することしかできない。少女という、謎めいた生き物に少しでも近づきたいけど、雲のように掴めない存在たち。あの頃、そんな崇高な思いで眺めていたそんなあの子たちは、、、そんなあの子は透明少女。
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