チッコーネ

幽霊屋敷の蛇淫のチッコーネのレビュー・感想・評価

幽霊屋敷の蛇淫(1964年製作の映画)
3.5
宣材はユーロトラッシュぽいのだが、冒頭の陰鬱な酒場場面がやたらと長く、重厚な雰囲気のモノクロゴシック・ホラーであることに気付く(舞台はイギリスなのに、全編フランス語)。
バーバラ・スティールが登場して画面が華やぐのだが、まだ逢ってから数分しか経っていない男にジュ・テームとか言い出すところは、確かに蛇淫。
彼女と夫と、そしてヘラクレス体型な下男との間に生じた三角関係、そしてレズビアン要素まで盛り込まれたエキセントリックな脚本から、この邦題が付けられたのだろう(原題はダンス・マカブル=死の舞踏)。