Toineの感想文

幽霊屋敷の蛇淫のToineの感想文のレビュー・感想・評価

幽霊屋敷の蛇淫(1964年製作の映画)
4.5
【邦題の凄まじさ♡すこです♡】
定期的に観たくなる古典ゴシックホラー。
アントニオ・マルゲリーティ監督作品で1番のお気に入りであります。
クラウス・キンスキー様がエドガー・アラン・ポー役で出演したセルフリメイクの「Web of the Spider(原題:Nella stretta morsa del ragno)(1971)」も観てみたいです。

おばけなんてなーいさ♬おばけなんてうーそさ♬と思っている主役の新聞記者アランさん。
ゴスの帝王ポー氏(こちらの作品ではシルヴァーノ・トランクィリさんが演じております)へのインタビュー中に同席したブラックウッド卿が提案した幽霊屋敷で死なずに朝を迎える賭けにチャレンジします。
アランさんは無事に1泊できるのでしょうか?
というストーリーです。

物語に合ってなさすぎる常に上半身裸のマッチョの幽霊に毎回笑ってしまう😂
1番の笑い所です。

薄暗い夜の屋敷内の舞台美術と照明の使い方が性癖に刺さって刺さってしょうがなくて毎回どうしようかと焦ります。そわそわ。
からの後半で書斎に置いてある骸骨がメメント・モリの絵画を思わせそれがもう最高に好きな絵面と構図なので観る度に四肢が爆散いたします💣
そして物語のクライマックスと共に私のテンションもどんどん上がって行き、終盤の風になびいてグラングラン揺れる首吊り死体を真下から撮ったカットでもう1度四肢爆散💣💣良すぎる…はあはあ…

屋敷内の時間旅行の寸劇の見せ方も独特で素晴らしいが過ぎてますし、スティールさんとロブサムさん美女2人のメイクも可愛いし衣装も素敵。
イタリア訛りのフランス語も耳心地よし。
いちいちセンスが良くてさすがイタリア人だなと感動します(偏見)