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幽霊屋敷の蛇淫のnyakoのレビュー・感想・評価

幽霊屋敷の蛇淫(1964年製作の映画)
4.0
ー 次はあなたの番です。

『血ぬられた墓標』でも恐ろしい女性を演じたバーバラ・スティールが魔性な女性エリザベート役。

一晩を城で過ごせば大金を払うという賭けをうけ、屋敷へやってきた記者アラン。
(その賭けの場にはエドガー・アラン・ポーの姿があるわけですよ!)
誰もいないはずの荒れ果てた城…。
彼はそこで美女エリザベートと出会い、二人は一目で恋に落ちる。
すると城の姿は蝋燭の灯りに照らされた壮麗な姿になっていて…。

アランは過去に起きた悲劇の再現を目撃させられる。
それには亡者たちの企みがあって…。
霊体の白もや。
ミイラに🥧があって息づき、上下に呼吸してるとこ不気味。
ほんとにひゅーどろどろな音響もあったりして。

全ては魔性エリザベートから起因した悲劇。
夫、愛人、友人の女性までみんなエリザベートの虜になり破滅してゆく。
一度起きた因果は永遠に続いていき…次々と亡者にからめとられていく人たち。
アランはこの幽霊包囲網から逃げ出せるのか?

この物語はほぼ夜が明けるまでの城内での出来事。
城内部は蜘蛛の巣張ってる荒れ果てた場面と、過去の壮麗な場面とスイッチするのがみもの。
バーバラ・スティールの身につけたレースで華やかなドレスも美しくうっとり。
ちょっとバーバラの顔は私は怖く感じちゃうんだけど…(いや、美女だけども!)周囲には乙女な様子でありながら、肉欲でがっつり虜にしちゃうとこがほんと魔性。
骸骨、幽霊、古城ととってもゴシックな雰囲気に浸れる映画。
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