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恋ひとすじにのhoshikazukanjoのレビュー・感想・評価

恋ひとすじに(1958年製作の映画)
3.8
将校と町娘の恋愛物語。年上マダムと遊んでた過去もあったけど、無垢で健気な町娘と真剣な愛を育もうとした矢先の悲劇。「CHRISTINE 」という原題に対して、「恋ひとすじに」という邦題をつけた人、天才すぎる。この時期のフランス映画の邦題のセンス素晴らしいな〜!

まだ無名だった頃の美しきアラン・ドロンをみるということが第一の目的である作品かと思いきや、最後の最後でロミー・シュナイダーが全部掻っ攫っていくほどのあのクロースアップに驚かされる。もっとゆるい映画かと思ってみてたら突然こちらを見つめ返してくるじゃん怖い、、、(スキ)

実際にドロンとシュナイダーはこの作品をきっかけに恋に落ちたという裏エピソード含めてキャストの可愛さ全開なのだけど、私はもちろんブリアリ目当てで観ましたよ!!ドロンの友人役で、明快闊達、ちょっとうざいほどに人懐こい故のめちゃモテお兄さん。リアルにいたら苦手なタイプだけどブリアリだからぜんぶ憧憬に変わってしまう。軍服姿もかっこいいけどラストのスーツ姿あまりに良すぎた…。

というか衣装がどれも最高すぎる。ベルモンド主演の『大盗賊』と同じ衣装デザイナーらしいですね。
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