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カラミティ・ジェーンのCharlieZGのレビュー・感想・評価

カラミティ・ジェーン(1953年製作の映画)
3.4
週末はミュージカル!
苦手なミュージカルを好きになる挑戦
ミュージカル克服計画
今回は
「カラミティ・ジェーン」


男勝りな女ガンマンのラブコメ・ミュージカル。

19世紀後半のアメリカ、西部開拓時代に “平原の女王” の異名で名を馳せた女性ガンマン「マーサ・ジェーン・カナリー」がモデル、カラミティ(疫病神)はあだ名。
親友のワイルド・ビル・ヒコックも実在のガンマン。
罵り合うほどの仲の良さは本当にそうだったかのように想像させ微笑ましい。

町に唯一の劇場で上演のショウがオーナーの勘違いでミスキャストとなり、それを助けるために有名女優“アデレード・アダムズ”を連れて来ると啖呵を切ったカラミティ、シカゴまで直交渉に出向くがアデレードと勘違いして付き人のケイティーを連れて来てしまうのだが・・・。

ドリス・デイの身のこなしの軽やかさが印象的なうえ、粗野で乱暴な男っぽい時としなやかな女性らしい時とで演技だけでなく歌い方まで使い分けていて見事だった。

ケイティー役のアリン・アン・マクレーリーはアン・ハサウェイそっくり、アンを見ているようで引き込まれた。アン・ハサウェイの方がアリンに似ているんだけどね(笑)

この2人ドリスとアリンが家の模様替えをするシーンが可愛い。
そして本当の愛に気づいて馬を連れ木陰で歌うドリスの「Secret Love」が素晴らしい。

一本気で純真な人情物語が王道だがホロっとさせられる、ダンスシーンはないがドリス、ハワード、アリンの歌唱で聴かせる佳作、良かった。


監督 デヴィッド・バトラー

キャスト
ドリス・デイ
ハワード・キール
アリン・アン・マクレーリー
フィリップ・ケリー
ゲイル・ロビンス
ディック・ウェッソン
ポール・ハーヴェイ
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