OASIS

ヴィデオドロームのOASISのレビュー・感想・評価

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)
3.0
拷問ビデオを観てしまった男が現実と虚構の区別がつかなくなってしまい、堕ちていくという話。
クローネンバーグ作品特有のヌメヌメしたネバつく気持ち悪さが味わえる映画。
ブラウン管やビデオテープがぐにゃりとうねりだしたり、唐突にえげつないバイオレンスがあったりとあらゆる面で、「らしさ」が垣間見える。
ただ、現実だと思っている主人公とは反対に、周囲の人たちにもなぜかそれが見えてしまう、という点が納得できなかった。
妄想だとしたら何故「キャー!」と騒いでいるのかもわからないし。主人公の周りが全て妄想だったという事?
なんだか腑に落ちないラストだった。
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