ハリウッドザコ

デスペラードのハリウッドザコのネタバレレビュー・内容・結末

デスペラード(1995年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

情熱の音楽とガンアクションの満載。

アントニオ・バンデラス がとにかくかっこよかった。銃裁きもアクションも結構すごい。
サルマ・ハエックとの爆破シーンは1番いい。
かなり夏向けな映画でもあって
熱いキスに2人でギターを弾くのはなんともロマンチック。sexもかなりホットで愛し合う2人を楽しめた。
終始、汗が光るとこや緩くて不味そうなビールはかなり夏っぽい。最近暑いからちょうど観てよかったかも😅

酒場のアクションシーンも結構凝っていてめちゃくちゃこれくらい壊してくれた方が見応えあるな〜という感じ
アントニオ・バンデラスの2丁拳銃がかっこいいしクルクル回す仕草もかっこいい。
個人的にこの時代の血の色は赤黒く今の表現よりもむしろリアルっぽく見えてしまうのはなんだろう?
かっこいいけどちょっとダサいのも面白い。
座ろうとしてこけたりリロードするのに音を立てないようにソッとするのは笑えた。
逆にギターを教えた少年には優しくかっこよく居たい。ナイフで刺されても平気な顔していつも通り。血を流したまま壁に沿う彼ら子供にとってのヒーロー。

恋人を殺したギャングを倒す事だけを目的に自らも殺し屋になる一貫がカッコよかったりするけど
お前が必要だと言う割には友人に対する思いがそんなにないのか殺されてもそこまで怒ってなかったり唐突なブチョと兄弟だったと言う展開はう〜んって感じ🤔
主人公とブチョの殺し対決がもっと観たかったのにそこはあっさり打ち切り漫画のように終わって残念。
最後はカロリーナと2人で旅に出るけどあの数の部下がいて本当に生きて帰れないかね?
そして唐突に出てくる最強の殺し屋カンパとキーノ。独特な銃の使い方で圧倒はするけど数であっさり負けるなら出てこなくても…

ブチョも部下を殺すから妻を殺したと言うけどもそこまで部下に対して愛情も無さそうだったし雑な扱いをしてたから納得がいかない。他に一般人を殺すつもりは無いと言っていたものの自分の都合に合わせ図書館を燃やしたり結果的にカロリーナは生きてるからいいものの殺す勢いだったのは間違いない。
SEX中に急に思いつくブチョだったが展開的に2人が会っていたから良かったがもし関係なくカロリーナを殺してたら…と思うと恐ろしい。
しかしこのコロンビアの街にとってギャング、ブチョこそは必要な存在でもあった。
貧しい店や家庭に金を渡し町を再生していたのもブチョ自信であり結婚式に挨拶するなど人当たりが良い人物でもある。
上手く付き合えば良い関係を保てそうでもあるが怒らせると怖いタイプ。
残念ながら死んでしまったのでその影響で無職や社会弱者へ戻る人もいるのだろう。

とても好きな映画だけどこれだけ好きな部分と嫌いな部分が多くあるのは初めてかもしれない。