【第22回東京国際映画祭 グランプリ】
ブルガリアのカメン・カレフ監督作品。東京国際映画祭に出品され、グランプリ、監督賞、男優賞の3冠に輝いた。
他の方も書いてるけど、てっきり「ソフィア」っていう名前のヒロインの話だと思っていた。そうではなく、ブルガリアの首都ソフィアに生きる兄弟の話だった。
なんとも言えない。アルコール中毒の兄、ネオナチに感化されつつある弟を物語なのだが、語り口の単調さは否めない。
シンプルにいい映画なのは間違いないが、グランプリとるほど「何か」がある映画だとは思えない。やはり僕はクセがあってこそ好きになれる人間なので、あまりに普通の映画すぎて好きにはなれなかった。
ふわっとした印象。兄も弟も解決をみたとは言えないし、別のところで何か印象深いところがあるかというとそれも微妙。うーん、引っかかりどころがなかったな。ちょっと期待外れ。