ブルガリア映画は初めてかもしれない。
お恥ずかしい話だけど
ソフィアという名の女性が出てくるもんだとばかり思ってたんだけど
首都ソフィアのことだったとは・・・。
監督のカメン・カレフは
友人でドラッグ依存症に苦しむ彫刻家フリスト・フリストフをモデルにしてこの物語を作り
フリストフ本人が主人公のイツォを演じている。
だけど、その彼は映画の製作終了前に亡くなってしまったのだそう。
ドラッグの症状のために、
一晩中街を徘徊するイツォの姿がオーバーラップする。
ふらふらと街を歩き続ける彼の姿をぶれたフレームで追っていた。
そのまま見失ってしまったようで監督は辛かっただろうなぁ。
劇中で演奏されたNasekomix。
ヴォーカルの声がとても素敵。
静岡シネギャラリーにて。
2011.3/30 (22) 通算1241