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子連れ狼 その小さき手にのmitakosamaのレビュー・感想・評価

子連れ狼 その小さき手に(1993年製作の映画)
3.0
若山富三郎のイメージが強い拝一刀だが、田村正和に変えてのリメイク作。
今更だがやっぱり田村正和のイメージでは無いよなぁ。まだ眠狂四郎なら判らんでも無いんだが…

それでも結構声を張り上げるシーンとかもあり、頑張って独自の役作りをしてる。
「大五郎ーっ!」って叫んでる、マサカズ大きな声出せるんだ!

ストーリーはエピソード1的な話でこの映画で完結しているのでわかりやすい。
剣術指南役を柳生と競った拝一刀だが、謀略で妻を殺され失脚させられる。
陰謀による切腹を拒否し大五郎と旅へ。
柳生烈堂(仲代達也)率いる裏柳生の追ってを退け旅を続ける。

本家の若山版の方が暴走しているので(笑)今作のシンプルさが、ある意味清々しいし、ぶっちゃけ物足りない(笑)

チャンバラが若山富三郎に劣るのは致し方ないが、割と血生臭い割に様式美な型にハマってるんだよな。

しかし夜鷹の出産に立ち会うシーンはイマイチ必然性がわからない。
あと、カタツムリが壁を這うシーンが複数あるのだが、これはどういう演出意図だったんだろう?自分なりに解釈を考えてみたがサッパリ思いつかん。
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