えりみ

大鹿村騒動記のえりみのレビュー・感想・評価

大鹿村騒動記(2011年製作の映画)
3.7
WOWOWで原田芳雄特集。これがラスト。
公開直後に原田芳雄が亡くなったことで映画の知名度が上がったイメージ。そして翌年の日本アカデミー主演男優賞が贈られる。
またしても微妙な阪本順治作品、悪いわけでもないけどめっちゃええわけでもなく。監督は好きなのにハマれないことが多くてもどかしい。
原田芳雄がTVドラマで出会った大鹿歌舞伎に感銘を受けて映画化に動いた、という感じが良く伝わってくる。
豪華キャストでお送りする村おこしPRムービー。300年続く歌舞伎の事を知るきっかけになった。
ただのPR映画ではなく原案小説があるらしい『いつか晴れるかな』。未読。女子っぽい男の子が出てくるのはこちらの影響か。
物語は終始軽妙。
親子役ではないが三國連太郎と佐藤浩市が出てたり、とぼけた脇役で瑛太が顔出したりしてる。
石橋蓮司も出てきたが、今作では岸部一徳が原田芳雄の相棒。
エエコンビですなぁ。
ヒロインは大楠道代さん、好きです♪チャーミング。
忌野清志郎のエンディングテーマ「太陽の当たる場所」もイイ♪

リニアモーターカーの工事は実際に始まったらしいし、
主人公が営む食堂「ディア・イーター」は映画用に作られた店だったが、映画公開後にほんまに食堂として営業始めたらしい(2016年までの情報しか出てこないため、今現在やっているか不明)。
大鹿歌舞伎は1年に2回の公演(5月、10月)とのこと。
えりみ

えりみ