このレビューはネタバレを含みます
2022.27 *114
戦後・占領期の作品。検閲により、二度脚本書き直しののち製作。
元歌舞伎の殺陣師・段平がぶつかる、「チャンバラのリアリズム」という壁。果たして段平が行き着く、究極の殺陣とは。
沢田正二郎って俳優やったんや…ただ創始した人だと思ってた、圧倒的勉強不足…ッ
テンポのいいやり取りに、結構クスッときた所も。
個人的には、刀を抜くだけ、という立ち回りはそもそも果たして殺陣と言えるのか?映画ならゆっくり抜刀するシーンをクローズアップでかっこよく撮れるけど、演劇だとなかなか迫力伝わらないだろうな。
最後の娘と沢田のシーンが、いかにもお涙頂戴な感じでやだった笑
原作 長谷川幸延
脚色 黒澤明
キャスト
澤田正二郎 市川右太衛門
段平 月形龍之介
お春 山本五十鈴