フロイトのエディプス・コンプレックスを映像化したら、こうなる的な作品。
(エディプス・コンプレックスは現代では時代遅れとも言われているし、正しいかどうかの論理はさて置き)
昨今の風潮ではもう撮れないかもしれない芸術的性描写もあるし、(性器を見せないエロさ)歌はカラスなどが参加してるし、この作品の全てが芸術。
親子間の性的テーマが濃厚なのに、ラストでは家族愛に昇華される余韻を残して終焉を迎える様が見事。
家族って何だろう?
性って何だろう?
自立とは?
と改めて考えてしまうのよね。
とりあえず、オペラ楽曲が素晴らしいから、それだけでも心が潤うよ。
DVD借りて大正解だった。