とんかつ

マルホランド・ドライブのとんかつのレビュー・感想・評価

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)
5.0
最高!最高!あなたも最高と叫びなさい!(悪魔)
イレイザーヘッドで、「も〜デヴィッド・リンチやだ〜」って思ってたんだけど、これは見てよかった。

まず主演の2人がアホみたいに美しい。
雰囲気はずっとほぼホラーで、幸福と不穏、謎と真実のバランスが最高。
いや、もしかしたら真実なんてどこにもないのかもしれない。

主人公の混乱にこんなにも乗れる映画はない。そんで途中から主人公達にも置いていかれてることに気づくのよ。
青い箱を開けた後の展開が嫌すぎる!いや、大好き。

特に、金髪女性(ベティ?もう名前なんて彼女達には無いのでは)のオーディションのシーン、
クラブシレンシオのシーン、
あと主演女優を決める会議のシーン、
すごく見事だった。
完全に心を奪われてしまった。また映画に恋してしまううう〜。
いや、好きなシーンを挙げて言ったらキリがないな。本当にいいシーンだらけ。

チャプターが曲で分けられてるのがオシャレだった。たぶん初めての出会いかもしれない。
あと、メニュー画面がホラーすぎる。ぜひDVD購入して見てみてほしい。


正直よく全く分からないし、考察しよう!とも思わないけれど、全てのシーンが美しくて綿密な脚本だということ。こんな世界を映画で構築できるなんて……。
ただデヴィッド・リンチのインタビュー映像を見て、この抽象的な映画に対する言葉は感じた事だけでいいんだと思って、楽しむためにうまく割り切れた。
考察はゴロゴロあるけれど、映画の感想は自分の気持ちだから。捻り出したアイディアに気持ちを奪われたくないねと思って。
すごくいいインタビューだった。
今後映画を楽しむ上で心に残り続けるだろう。彼のこと、大好き🥲

この映画にパーフェクトを感じた!こんな映画、彼じゃなきゃ絶対に映画撮れない。
もう、完璧🥹これが愛!

なるほどデヴィッド・リンチはこういう事なのか!!すごく愛だ!!
とんかつ

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