このレビューはネタバレを含みます
境界性人格障害を診断された主人公が入った精神科病棟で、彼女が経験する仲間たちとの日々と、それを越えて退院するまでを描くドラマ。
意識が飛びまくる主人公の病状を描く導入から混乱が凄いが、病院に入ってからは癖のある他の患者との交流が描かれて、特に8年入ってる問題児のリサとのやり取りが中心になっていく。
スザンナが立ち直るきっかけになるのが、リサと脱走した先で、匿ってもらう元患者のデイジーの自殺だったのだけど、これもリサが追い込んでしまったせいだったりして、このリサのキャラクターがかなり複雑ですごいなと思った。
これ以降はすっかりアクション系の大作のイメージがついていたけど、リサ役のアンジェリーナ・ジョリーが本来の演技派な面をがっつり魅せてくる。終盤は見応えが凄いです。
欲を言えば、せっかくウーピー・ゴールドバーグをキャスティングしてるから、あの看護師さんはもっと絡んでくると思ったんだけどな。
それと、今観ると、エリザベス・モスやジャレッド・レトも出てたり発見が多かった。