ミシェル・ファイファーは兄弟の絆や友情を破綻させる三角関係専門のデストロイヤー女優さんですか？？互いの立場の違いもあり友情描写がそこまで無いから友情か恋愛かという話にもなってなければ、あっち行ったりこっちいったりと詰め込み過ぎで、結局のところ何が描きたかったのかよく分からないまま終わるし、麻薬捜査という内容に恋愛要素をぶち込んで若干強引に通そうとした雑さを常に感じてた。セックスが始まって盗聴してる警察がため息吐きながら頭抱えるのは笑った。前半で『フラッシュダンス』並に天井から水が降ってきて（言い過ぎか）のキスは時代を感じて良かった気がする。あと、男同士でブランコ乗りながら話すシーンも撮り方が良い。後半でカルロスが今作のテーマを怒鳴り散らして喋るのはちょっとどうかと思ったし、そういう話にもなっていないのが個人的に残念。本当に友情の話にしたかったら、カルロスじゃなくてニックの方だろ。『バッグドラフト』もそうやけど、カート・ラッセルの芝居って我が強いよな。彼の作品をそこまで観た訳ではないが、なんか芝居がワンパターンに感じた。メル・ギブソン大好き。
